誰の中でも異なる要素が入り組んでいるのだと思う。
例えばわたしの場合、 明るく愉快な自分、イジワルでケチで皮肉屋の自分、
自閉的で引きこもりの自分とご飯会ではしゃいでいる自分、
赤ちゃんが好きで年寄り嫌い、幼児が嫌いでオトナ好き、
と、上げていけばいくらでも出てくる。
でも、Linda Hoaglund / リンダ・ホーグランドさんの場合は特別、さらに複雑だ。 ふたつの異なる人種、日本人と米国人がいるのだから。
東京にいる時間、完璧な日本語を話すから日本生まれの日本育ちの違和感なしだけれど、やはり「ガイジン」。 New Yorkにいる時は日本語を話さなければ全身丸ごと米国人だけれど、感受性は日本人。 さらにわたしの目には、夢みがちで繊細な少女と絶望・挫折をよぉく知っている老成円熟した女性とが入り組んでみえる。
リンダさんのHP http://lhoaglund.com ここで彼女の生い立ちを読んでほしい。
幼稚園の園庭で遊ぶ「伊予弁」の金髪少女。
日本人家庭のお茶の間で日本女性のお膝に座ったおかっぱ金髪のリンダちゃん。
家では日本語を喋ったら罰金という完全英語圏。
学校では「伊予弁」「山口弁」と完全な方言。
厳しい両親の元、毎日英単語25word ずつ覚えさせられたという。
加えて上等な頭脳の持ち主だから、完璧なバイリンガルになった。
リンダが同時通訳する場にいたことがありますが、その同時通訳の速いこと速いこと! 清々するほど気持ちがいいほど、見事だった。
ーーーーーーーー リンダさんの映画
TOKKO/特攻 Wings of Defeat https://vimeo.com/84078138
ANPO / Art X War https://vimeo.com/41852789
Things Left Behind/ ひろしま https://vimeo.com/32681761
The Wound and the Gift https://vimeo.com/84432440
わたしはこの映画の始まり、 英国女優 Vanessa Redgrave が 低い声で静かに 「 Once upon a time ......」と語りはじめる数分間が、とても好き。
ゾクゾクするほど素敵です。味わってみてください。
きっと、うっとり、ため息がでます。
この映画は劇場公開するのでなく「英語教材」として販売されてるそうです。
こちらで詳細をチェックなさってください。
http://www.thewoundandthegift.com/jp-home/
リンダさんが終わりごろに話してくださった
James Baldwin/ ジェームズ・ボルドウィンについての映画、「 I am not your Negro」のトレーラーが、ここで、
https://youtu.be/8ol9Tf39jh8
観ることができます。 ナレーションはSamuel Jackson/ サミュエル・ジャクソン。

お詫びと訂正
前回の澤地久枝さんがゲストの回で、わたし、間違いました。
「アベ政治を許さない」の書をお書きになったのは「金子兜太/ カネコトウタ」さんです。 「カネコケイタ」さんと言ってしまいました。 申し訳ありませんでした。