今月のゲストは政治学者で京都精華大学専任講師の白井聡さんをお迎えしました。白井さんはベストセラーとなった「永続敗戦論」を書かれた新進気鋭の政治学者です。
 最初にお聞きしたのは「永続敗戦」とは何か? ということです。これは白井さんの「造語」というべきものですが、こんな「造語」で語らなければならない日本政府とは一体何か?
 では誰がこの国を支配しているのか? アメリカ? 自民党? 官邸? 官僚? さて白井さんの答えは……。

 次にお聞きしたのは、永続敗戦と関連するのですが、「属国のまま」でずっといた日本で何が起きたか、ということ。沖縄の基地問題、原発問題がなぜずっと解決されないまま放置されるのか? 誰も責任を取らない国「日本」に将来はあるのか? 白井さんの的確でかつ厳しい分析が語られました。

 番組後半では、「安倍政治とはいったい何か? 市民が政治を変えることはできるのか」をテーマにしました。白井さんたちは「関西市民連合」を結成し、安保法制反対の運動の中心にいました。シールズの学生たち、子育て中のママさんたち、そして白井さんたち学者の会などがゆるやかに連合して、大きな市民運動を作ってきたのです。安倍政治が暴走する中で、いわば「止むに止まれず」立ち上がった人々の声をお聞きしました。

 番組の最後に、いつもなら「西谷文和の地球の歩き方」と題して、世界で起きていることを私なりに解説するコーナーがあるのですが、今回は特別に「大阪豊中市の国有地に建設中の小学校」問題を取り上げました。
 大阪空港の代替地である国有地に、「瑞穂の国記念小学院」という名の私立小学校が建設されています。この小学校の理事長は日本会議大阪支部の幹部で、なんと名誉校長が首相夫人の安倍アッキー。国有地なので、普通は土地の売却金額が公開されるのですが、何と30数件ある近畿地方の国有地売却物件の中で、ここだけが黒塗り非公開。
 この学校経営者は、別に幼稚園を経営していて、そこでは園児に教育勅語を暗唱させ、軍歌を歌わせているそうな。えっ、何で? と疑問がいっぱいです。
今、安倍内閣の閣僚、議員たちの多くが日本会議に所属しています。仮に「口利き」などがあったとしたら、許すべきことではないでしょう。

 Light Upジャーナルは今中哲二さんに電話で出演していただき、「地震と原発」をテーマにお聞きしました。1943年に鳥取地震が起きて、その5年後に福井大地震が起きています。もちろんその頃に福井には原発がなかったのですが、今は15基!再稼動は狂気の沙汰。今すぐ止めるべきでしょう。

 最後に、今回も「硬派ネタ」で行きました。肩が凝るかもしれませんが、それぞれ大事なテーマだと思うので、ぜひ聞いてみてくださいね。