今回は元共同通信の記者で、和歌山信愛女子短期大学教授の伊藤宏さんをゲストに、「現場記者が見てきた『原子力ムラ』。~矛盾に直面する地元、そして都会の無関心~」をテーマに語り合いました。
伊藤さんは最初の赴任地が三重県で、この時地元の原発建設反対運動を取材されたことがきっかけで、反原発運動に関心を持った気骨あるジャーナリストです。三重県の次に希望して青森に赴任。ここで六ヶ所村の再処理工場や大間、東通原発など、原子力ムラと闘う住民たちを取材されているうちに、一念発起して新聞社を退社、フリーとして反原発運動に飛び込んだ方です。私、西谷もイラク戦争の際に勤務していた市役所を辞め、フリーになったものですから、「お互いに後先考えへん性格やね」と意気投合(?)しました。
今回はまず「もんじゅ廃炉」問題に隠された、もう一つの重大施設について語り合いました。福井県小浜市に明通寺という古刹がありますが、そこの住職である中嶌哲演さんに教えてもらった、「もう一つの重大施設」とは? ぜひ番組を聞いてみてください。

番組後半では、「安倍内閣のメディア支配、教育支配」について語り合いました。権力者からの圧力を受けて、テレビや新聞などメディア内部で、自粛、忖度が広がり、「オリンピックは報道しても福島は無視」「豊洲市場は話題に上らない日はないが、沖縄高江で繰り広げられている反基地闘争は無視される」現実とその仕組みについて、元新聞記者の伊藤さんが明快に語ってくれました。ぜひ番組後半も聞いてやってください。

Light Upジャーナルは、「防衛費から大学へ研究費を大盤振る舞いって、どういうこと」と題して、京大原子炉実験所の今中哲二さんにお聞きしました。ロボットも飛行機もデュアルユース。つまり戦争にも民生用にも使えます。中でも原発が一番のデュアルユースと言えます。電気も作るが核兵器も作る。よく「軍産複合体」と言いますが、最近では「軍産学複合体」になろうとしている日本。大学が戦争に協力していいの? という声を広げていかねばなりません。

最後に「西谷文和のニュースの歩き方」コーナーでは、「どうなる南スーダンとシリア内戦」をテーマに解説させていただきました。南スーダンで起きていること、今後起こりうること、そもそも南スーダン独立の裏に何があったのか? なぜ先進国では日本と韓国だけが派兵しているのか? 「駆けつけ警護」を認めればどうなるか? 南スーダンPKOの後にシリアPKOがやってくる? など、いろんな角度から解説してみました。ぜひこちらも聞いてみてください。