「中国、北朝鮮は本当に脅威か」というテーマで、元自衛官の泥憲和さんをゲストに語り合いました。
1970年代〜80年代にかけて、つまり米ソ冷戦時代によく言われたのが「ソ連の脅威」でした。泥さんは「この国を守る」という決意で自衛隊に入隊し、任地は北海道。まさに「日本を守りたい」という思いから入隊されたのでした。
しかし実際は「ソ連の脅威」どころか「ソ連は崩壊」したのです。
「ソ連の脅威」を煽ることで誰が得をしていたか? おそらくそれは日本に基地を置く米国と兵器を生産し販売する軍需産業ではなかったでしょうか?
中国については、尖閣諸島の問題が盛んに取り上げられています。確かに東シナ海、南シナ海で中国は挑発行為を繰り返していますが、これは「本当の脅威」なのでしょうか?
中国の脅威と合わせて、領海、接続水域、排他的経済水域、公海など、普段聞き慣れなかった言葉が新聞紙上を賑わしていますが、これらの意味を分かりやすく解説してもらいました。
「弱い犬ほど良く吠える」と言います。北朝鮮がミサイルを発射し、核実験をするのは、どんな状況だからでしょうか? 「恐怖」を感じているのは、むしろ北朝鮮の独裁者の方ではないか。イラクのフセイン、リビアのカダフィー、エジプトのムバラクなど、独裁政権が次々と倒されていく中、北朝鮮の独裁者は「自らを防衛するため」にあのような不法行為に出ているのではないか。元自衛官の泥さんの冷静な分析をぜひお聞きください。

今週のLIGHT UPジャーナルは、「フクイチ2号機の溶け落ちた燃料デブリ」について。事故から6年目、ようやく東京電力は2号機のデブリの位置を「おぼろげながら」確定しました。どうやって? なぜこんなに時間がかかったのか?
廃炉に至るまでを100とすれば、今は1? 10? そんな素朴な質問を今中先生にぶつけました。汚染水問題でもそうですが、東京電力と政府の講じる手段は、いつも後手後手だということがわかりますよ。

「ニュースの歩き方」コーナーは「オリンピックと戦争」について。よく「オリンピックは平和の祭典」と言われますが、皮肉なことに「権力者によって利用されてきたオリンピック」というのが実際のところのようです。
ベルリンオリンピックでヒトラーは何をしたのか? 2008年の北京オリンピック開会式当日にグルジア(現ジョージア)とロシアは‥‥。
ギリシャが財政破綻したのは、アテネオリンピックが原因の一つです。
果たしてこのまま東京オリンピックを開催していいのでしょうか?

最後に泥さんと南スーダンの自衛隊駐屯について語りました。「駆けつけ警護」ができるようになると、現場の自衛官は何をしなければならないのか? 「殺し殺される関係」になってしまうのではないか?
そんなことを泥さんに伺いました。

私はこの対談を終えて、すぐにトルコに飛びました。トルコのクーデターの背景を知りたかったからです。このクーデターにも米国の影がくっきりと浮かび上がってきます。戦争も原発もオリンピックも「ウソで固めていく」のですね。
騙されないようにしたいな、と感じています。