2017.11.21

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知られざるカタルーニャ独立運動の真実・現地レポート

PERSONALITY

おしどりマコ・ケン

GUEST

石田温香さん(取材記者・ライター)

今回のスタジオのお客様は、取材記者・ライターの石田温香(いしだのどか)さんです。
石田さんは、今、独立に揺れていますカタルーニャに取材に行って来られました。今日は、ちょっとわかりにくくなっているカタルーニャの独立問題について、たっぷりとお話しをうかがいました。

カタルーニャ自治州の人口はスペインの16%ほどですが、国内総生産の約2割を作り出しています。それなのに、いくら稼いでも税金としてマドリードに吸い上げられ、カタルーニャのためには使われず、特にリーマン・ショック以降、経済が不安定になり、中央政府への強い不信感、反感が高まっていたことが、今回の独立運動の直接的な原因とされています。

しかし、それだけではない、カタルーニャには、独自の文化や言語までが虐げられつづけてきた過去の因縁があったのです。民族のアイデンティティを抑圧されながら耐え忍んできたカタルーニャの人々が、思いが届かない中央政府に対してNoを突きつけた訳が、今回の石田さんのお話しの中からよくわかります。

中央警察との衝突で血みどろになりながらも投票箱を守る衝撃的な映像に、私たちは言葉を失いました。石田さんがお話しになるますますリアルな現地の現状と合わせれば、到底今の世の民主国家の様とは思えません。加えて、そのスペインの今の世の憲法が、カタルーニャの独立を許さない根拠であり、プッチダモン氏を国家反逆罪に仕立て上げる事実を私たちは、どうとらえたらよいのでしょう。折しも日本での改憲論が現実味を帯びてきた今、私たちはしっかりと目を見開き、耳を澄まし、カタルーニャの今を知る必要があるように思います。

※ 番組でご紹介した音楽・カタルーニャのデモでもよく歌われているそうです。
  L'estaca(レスタカ) /  Lluis Llach (ルイス・リャック)

※「Light Up!ジャーナル」はお休みとさせていただきました。