2017.8.15

072

今こそ見つめてみませんか?
「原爆の図」が時を越えて語りかけてくるいのちの物語

PERSONALITY

おしどりマコ・ケン

GUEST

岡村 幸宣 氏(原爆の図丸木美術館・学芸員)

今日のお客様は、埼玉県東松山市にあります「原爆の図丸木美術館」の学芸員、岡村幸宣さんです。学芸員として、また全国での講演活動、大学での講義などでもお忙しい岡村さんに、この美術館が唯一無二の存在である理由を、「原爆の図」作者・丸木位里・俊夫妻の生涯を振り返りながら教えていただきました。

「原爆の図」は丸木夫妻が描いた等身大ほどある連作の絵画です。原爆投下か
ら5年後の1950年に「第1部 幽霊」が描かれます。その後作品は増え続け、
最後は第15部「長崎」(1982年)。実に32年間に渡る大作でした。

戦後の情報統制を逃れ、ひそかに全国を巡った極秘の「原爆の図」の絵画展。文化は静かに生活の中に根付き、語り継がれるもの。戦後72年、今私たちは人々が伝え、守り抜こうとしたもののどれほどを手にしているのでしょうか?

岡村さんの願いは、この「原爆の図」を通り過ぎた人々が、これからの社会を少しずつ動かしていってほしいということ。「原爆の図」は愚かで悲惨な戦争を描いてはいるが、その本質は、いのちの物語なのだとおっしゃいました。

祈りに包まれる8月、今一度立ち止まって、あなたなりに問いかけてほしいと思います。いのちとは?平和とは?戦争とは?

この60分が、その小さなきっかけになればと思い、みなさまにお届けします。


「原爆の図丸木美術館」
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/index.htm

今、「原爆の図」の保存にみなさまのお力が必要です(ご寄付のお願い)
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/top/donation.html

「ひろしまのピカ」(丸木俊・著/小峰書店)