2017.7.11

067

幸せな家族を敢えて幻想とした時、見えてくるもの。
作家・下重暁子が大切にする「個」の尊厳とは?

PERSONALITY

木内 みどり

GUEST

下重 暁子 氏

今回のスタジオのお客様は、作家の下重暁子さんです。元NHKのアナウンサーでその後作家としてベストセラーを含む数々のご著書をお持ちです。ヒット作のほとんどに目を通して今回のインタビューに臨んだという木内みどりとの対談は、作家下重暁子さんの生い立ちからなる家族観や社会観に深く斬りこみ、たいへん聴き応えのあるものとなりました。

著書「母の恋文」についてお話しを伺いました。母親が結婚前に父親に送った2年間で100通余りという手紙の束を発見してから、下重暁子さんは全く知り得なかった自分が生まれる前の両親の人生を目の当たりにすることになります。軍人として旅順にいた父に宛てて送られたその手紙から、自分の誕生の意味や、その後の家族との確執について考えるようになったといいます。そのことは、下重さんの作品には大きな影響を与えているようです。

また、二冊あわせて65万部以上に達したという大ベストセラー、2015年3月に出された「家族という病」、2016年4月に出された「家族という病2」(共に幻冬舎新書)については、人間一人の個の存在を尊ぶことの大切さを語ってくださいました。折しも憲法改悪を目前に、私たちは個としての尊厳をどう考えたらよいのか?暗闇を航海する船の羅針盤となるような考え方をひとつ、提案してくださったかのようです。お聞き逃しなく。

*Light UP! ジャーナル

「自由な隅田川スタジオ」に初めて小出裕章さんをお迎えしました!

普段は松本からお電話でご参加いただいています小出裕章さんを、初めて「自由な隅田川スタジオ」にお迎えして、木内みどりと和やかにトークしていただきました。「先生」と呼ばれることを嫌う小出さんは、それでも皆から先生と慕われ、全国へ講演に出掛けます。今は、5件に1件くらいしか講演依頼には応えられないけれど・・とおっしゃいながらも、福島第一原発事故や原子力そのものに関係してきた者の責任があるのだと足しげく全国を駆け巡っていらっしゃいます。

そしてMBSの「たねまきジャーナル」が潰されたときの存続運動、そしてそこから誕生した当番組の前身の番組「ラジオ・フォーラム」と関わってきた者として、この番組「市民のための自由なラジオ“Light Up!”」にも関わる責任を感じていると語ってくださいました。本当に嬉しいご意思です。こちらもどうぞお楽しみに!


*番組の中でご紹介した下重暁子さんの本