2017.6.27

065

今、改めて問う!
日本の原子力政策と福島第一原発事故の行方

PERSONALITY

今西 憲之(ジャーナリスト)

GUEST

小出 裕章 氏(元京都大学原子炉実験所助教)

福島第一原発事故直後から、政府や大手マスコミが報じない真実を、信念をもって発信し続けて来られた元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さん。退官して2年余り、地方に居を移し都会から距離を置く中で、ある時は「仙人になる」と第一線を退く旨を宣言されておられました。しかし、今の日本社会を見るにつけ、原子力の世界に身を置いて来てしまった者としての責任をまだ果たしきれていないと、今も様々な場で発言を続けておられます。

この番組「市民のための自由なラジオ“Light Up!”」でも、前身の「ラジオ・フォーラム」時代から通して、大きなメディアが敢えて伝えない本当のことを教えて下さる小出さんの発言を大切にして来ました。

福島第一原発事故から6年が過ぎた今、その教訓と、今なお苦難の底にいる東北の方々の声などは意にも介さず、日本の原発は次々と再稼働していきます。他方、世界に目を向ければ、
ドイツ、台湾などは政府が先頭を切って脱原発に向かっています。日本はなぜ原発をやめられないのか?番組前半では、海外の動きを注視しながら、日本社会の原発依存の体質について改めて考えていきます。

また番組後半では、福島第一原発事故収束作業の今後について考えます。先だってカメラが初めて捉えてた炉心の調査結果は、小出さんが事故当初から訴え続けて来られた炉心溶融の解釈を裏付けたものでした。それは政府と東京電力の作っている事故収束へのロードマップを真っ向から否定する内容でした・・・。加えて、もう貯蔵場所が尽きてきた汚染水問題では、除去しきれない放射性物資トリチウムを含んだまま、汚染を覚悟で海に流すしかないのでしょうかか?今回の番組では、福島第一原発事故の収束はいつ訪れるのか、そもそも収束などありえないのかについて、じっくりとお話しを伺いました。