2016.11.15

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広告代理店からの巨額な広告費に支配されるメディアを疑え!

PERSONALITY

おしどりマコ・ケン

GUEST

本間龍さん(元博報堂社員・著述家)

今回のゲストは、元博報堂の社員で、現在は執筆活動でご活躍の本間龍さんです。「広告代理店」という言葉が期せずして一般的になった今年、ネット広告に絡む不正請求事件や過労自殺問題などの不祥事が続く「電通」を例に、広告代理店とはいったいどんな業態なのか、そしてそこに常態化している異常な体質とは具体的にはどのようなものなのかについて詳しく伺いました。(その中で、本間さん自身が犯した罪とその罪を服役して償ったお話しも後半で伺っています。)

年商2兆円以上を稼ぎ出す巨大企業「電通」は、巨額な広告費を引き受け、国などの行政や大企業の思うままの広告を大量に投下します。市民は知らず知らずのうちにプロパカンダに洗脳され、例えば3.11以前は、ほとんど誰もが原発は「安くて安全でクリーンなエネルギー」と思いこみ、問題意識を持ちえなかったように、本当に大切な真実が見えづらい状況におかれてしまっていました。

広告だけではなく、報道もそうです。メディアは広告収入で成り立つ故に、企業や広告代理店にとって不都合な事実は、積極報道したりはしないでしょう。そのために、市民の知る権利が大きく侵害されるケースが発生します。

では、私たちはそんな社会の中で、どのような姿勢でいたらよいのでしょうか? 大手メディアが報道することを鵜呑みにしないこと、しっかりと自分の目と耳で確かめてから理解すること。それしかありません。そしてそういった確かな意思をもつ市民が育つことが、世の中を変えていく力になることを願って止みません。資本主義の中のメディアと市民の在り方を問う、そんな放送回となりました。

■LIGHT−UPジャーナル「原発とプロパガンダ〜巧妙に仕組まれた日本のメディア報道と広告〜」
今回のLight Up!ジャーナルは、本間龍さんともに、原発とプロパガンダについてお伝えします。私たちはなぜフクシマまで、原発を疑わなかったのか? 巧妙に仕組まれた日本のメディア報道と広告について考えます。
本間龍・著「原発プロパガンダ」(岩波新書)
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/43/4/4316010.html