2016.7.5

014

沖縄や福島の人たちだけに
背負わせて手に入れた
「偽りの安全」について考える

PERSONALITY

木内みどり

GUEST

落合恵子さん

言わずと知れた人気作家であり、ユニークな本屋「クレヨンハウス」を経営する落合恵子さん。本屋がつぎつぎに消えていく現代は、立ち止まって人の話を聴き、話し合う時間がなくなってきていることの証だとおっしゃいます。落合さんが悩み苦しみ、または笑い喜び合いながらもクレヨンハウスを続ける理由がそこにあります。反戦、反原発の集会やデモにも足繁く通う落合さんは、そういった人々が分かり合える場所と時間を紡ぐために、たくさんの本を出されたり、お話をされたりしているのでしょう。

戦後71年経っても何も変わらない沖縄で、また痛ましい事件が起きました。1945年の前も後もずっと侵略の歴史を背負い、しかし私たちは、本当にそれを自分ごとととして捉えて来たのかと問われていると落合さんは言います。私たちが沈黙していたら、私たちもまた同じになってしまう。福島の人々に対しても同じ。地域の人たちだけに背負わせて、いわば「偽りの安全」を手に入れてきたのだと。もうやめよう。戦後と同じ年月、ちょうど71歳になる落合恵子さんは、おだやかなお声で、深く深く怒っておられました。そして自分は、あと何年、怒れるのだろうと。

落合恵子さんの経営する「クレヨンハウス」
http://www.crayonhouse.co.jp/shop/c/c

■Light Up! Journal
「関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じた大津地裁。不服として関電が行った執行停止の申し立てを、同地裁は却下」

小出裕章氏(元京都大学原子炉実験所)
関西電力高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定を不服として関電が行った執行停止の申し立てを、6月17日同地裁は却下する決定を出しました。これについて小出さんの感想から伺いました。また今日のゲスト落合恵子さんと楽しく語らう中で、おふたりが日々集会やデモを通して市民に訴えていることの大切さを、パーソナリティ木内みどりともども再確認した、そんな時間となりました。