2016.6.7

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「統一指揮権密約」の存在を知っていますか?
そして安保法制は筋書き通りに成立した……

PERSONALITY

木内みどり

GUEST

矢部宏治さん(ジャーナリスト・作家)

今回のスタジオのお客様は、5月26日に「日本はなぜ『戦争ができる国』になったのか」(集英社インターナショナル)を出されたばかりの矢部宏治さんです。「日本の戦後史にこれ以上の謎も、闇も、もう存在しない!」、そんなキャッチコピーが添えられたこの本は、まさに衝撃的内容が盛りだくさんで、たいへん話題になっています。

リスナーの皆さんは、この国に暮らしていて、この国の政治や経済はどうして民意に反してあらぬ方向に進んでしまうのだろう、とか、民主国家というがどう考えてもその決定はおかしいだろうと感じたことはありませんか? この番組を聴いて、矢部さんのこの本を読んでみれば、そんな疑問が明確に解けてしまいます。そして善良な市民であるならば、驚きのあまり声を失うのではないでしょうか?

戦後の占領から解放され独立したはずの日本が、今もなおアメリカ軍に支配され続けていること、それは関東8県のど真ん中上空7,000メートルにわたってある米軍専用の空域「横田空域」の存在を知れば納得できることでしょう。東京を飛び立つ民間機がどうしてああも急旋回して各地に向かうのか疑問に思っていませんでしたか?

第二次世界大戦後の1950年、朝鮮戦争にアメリカ軍は日本を引き連れて参戦した事実、またその中で日本国内のアメリカ基地を守るため警察予備隊ができました。それが現在の自衛隊です。「密約」は、そこに端を発しているといいます。

戦後、アメリカ軍、アメリカ政府と日本政府がその密約に基づくいびつな相関関係の中でつながり続け、日本はアメリカに支配され続ける。辺野古も、米兵によるレイプ事件も、原発がなくならないのも、今回の放送を聞けば、すべてその構造が理解ができることでしょう。

さて、私たち市民がこれからなすべきこととはどんなことなのでしょうか?
聴き応えたっぷりの60分です。

■LIGHT-UPジャーナル 小出裕章 私は立ち続ける
元京都大学原子炉実験所助教の小出裕章さんが、どうして原子力村を「原子力マフィア」と呼ぶようになったのか、また澤地久枝さんの呼びかけに応じ、小出さんが「安倍政権を許さない」のポスターをもって月に1度、街角に立っているその思いについて伺っています。(2016年3月11日・於:新宿ロフトプラスワン・市民のための自由なラジオ“Light Up!”お披露目イベントにて収録)