2016.5.17

007

貝原浩の生き方、
そして今だから伝えたい、大切なこと

PERSONALITY

アーサー・ビナード

GUEST

世良田律子さん(画家・亡き貝原浩さんのお連れ合い)
原きよさん(朗読家)

アーサー・ビナードが初めて担当する市民のための自由なラジオ“Light Up!”。第1回目は何をしようかと考えていましたら、わくわくしすぎて、初回からスタジオを飛び出してしまいました。アーサーは、好奇心いっぱい、じっとしていられないのでしょうね。

今回は、東京都練馬区は江古田にあります画廊、ギャラリー古藤(ふるとう)で開催されていました画家、故・貝原浩さんの原画展「チェルノブイリからフクシマへ風しもの村 原画展 貝原浩が遺したチェルノブイリ・スケッチ」におじゃましたときの模様をお届けします。貝原浩さんは、チェルノブイリ原発事故から6年後、「風しもの村」となったベラルーシを訪れ、そこに暮らす人々のスケッチを遺したのですが、それから度々現地を訪れています。そんな貝原浩さんの絵に囲まれながら、貝原さんのお連れ合い世良田律子さんにお話を伺いました。

今年は、チェルノブイリ原発事故から30年という節目。1986年4月26日に起きた過酷すぎる核災は、世界を震撼させました。ただ現地の方々には、なかなか正しい情報が届かず、多くの方が被爆をし、亡くなっていきました。そして被爆した子どもを中心に甲状腺がんが多発。日本からもたくさんの医療支援が行われて来ました。貝原浩さんは、そんな医療チームに同行したわけです。

そして貝原さんは、立ち入り禁止区域のはずなのに、そこで暮らす人々に出逢いました。それからというもの、その人たちを描き、その人たちと語り、その人たちと同じ食卓を囲み、結果、貝原さんは癌を患い、若くして亡くなります。

愛おしい視線で、大地に生きる人々を描き続けた貝原浩さんの絵から、そしてそこに添えられた文章から、私たちは何を受け取るのでしょうか?

この原画展を見に来ていた朗読家の原きよさんの朗読も交え、世良田律子さんとともに、チェルノブイリ、そしてフクシマについてもじっくり語り会いました。どうぞごゆっくりとお聴きください。

尚、次回、貝原浩さんの画が見られる機会は、次の通りです。

2016年8月5日(金)~18日(木)
於:日比谷公園にある市政会館1階ロビー